2026.7.15
[2024年6月に移転したブルースター延岡支社]
2002(平成14)年に宮崎市で創業した保険代理店「ブルースター」。東京海上グループの専属代理店として事業を展開し、2021年には東京海上日動火災保険株式会社と資本提携を締結した。現在は宮崎本社をはじめ、都城、日南、延岡の県内4拠点で地域に根差した保険サービスを提供している。
県北エリア唯一の拠点となる延岡支社は、2014(平成26)年に複合施設「ココレッタ延岡」内にオフィスを構え、保険を通じて地域の人々や企業に寄り添い、お客さまとの信頼関係を大切に築いてきた。その積み重ねにより紹介による相談も増え、担当エリアは延岡市内だけでなく、日向市や門川町へと広がっていった。
尾畑支社長は「お客さまを第一に営業活動を続ける中で、ご紹介による相談も増えていった。担当エリアも市内外へと広がり、より足を運びやすく、安心して相談できる場所をつくりたいと考えるようになった」と振り返る。
こうした思いから、新たな拠点づくりの計画が社内でスタート。立地選びから検討を重ね、国道10号からほど近い延岡市出北の土地を選んだ。2023年12月に着工し、約半年の工期を経て完成。2024年6月、新オフィスでの営業を開始した。
約794平方メートルの敷地に建設した白を基調とした平屋建てのオフィスは、国道10号へのアクセスが良く、延岡市内はもちろん、日向市や門川町方面からも訪れやすい立地。周辺にはコンビニエンスストアや金融機関があり、業務の合間の手続きや昼休憩時の買い物にも便利な環境が整う。
建物はガラス面を多く取り入れた開放的なデザインが特徴。自然光が差し込む明るい空間に加え、一般的なオフィスより高い天井を採用することで、ゆとりのある室内を実現した。気密性にも配慮し、一年を通して快適に過ごせる環境を整えている。設計は宮崎市の設計士と同社社長が何度も打ち合わせを重ねながら進め、デザイン性だけでなく、働きやすさや居心地の良さにも配慮したオフィスに仕上げた。

[自然光が差し込む平屋建てのオフィス]

[夜のオフィス外観]
エントランスでは、同社のキャラクター「ブルたん」がお客さまを出迎える。建物南側には「営業部門」、「フロントオフィス」、「カスタマーサービス」の3部門のワークスペースを配置。向かい合わせのロングデスクを採用し、社員同士が自然と声をかけ合いやすく、困った時にもすぐ相談できる環境を整えた。
火災保険や法人保険など幅広い相談に対応する同社では、事故や災害など緊急の連絡が入ることもある。その際も担当者だけで対応するのではなく、周囲のスタッフと情報を共有しながら、お客さまにとって最善の対応を考えられるレイアウトとなっている。
尾畑支社長は「誰かが困っていたら自然と助けに行く社員が多い。日頃からお互いの様子が見える環境だからこそ、自然と声をかけ合い、助け合う雰囲気が生まれている」と話す。

[ブルたんが迎えるエントランス]

[向かい合わせのデスクを採用したワークスペース]
建物北側には、お客さまとの面談に利用する相談ルームを2室、プロジェクターを備えた会議室を1室設ける。以前はお客さまの自宅を訪問して話を伺う機会も多かったが、新オフィスでは落ち着いた環境の中でじっくりと相談できるようになった。
保険の相談では、家族構成や将来設計、資産などプライベートな内容を扱うことも多い。そのため相談ルームはワークスペースと分けて配置し、人の動線や周囲の声を気にすることなく話せる空間とした。移転後は来店による相談も増え、「自宅ではなくこちらで相談したい」という声も寄せられているという。
会議室は最大16人が利用可能。研修や社内勉強会などを行う場として活用している。社内勉強会は毎週金曜日に30分実施し、保険商品の改定や法改正、社会情勢などについて情報を共有。提案力や専門知識の向上につなげている。保険業界未経験で入社する社員も多いことから、外部研修や先輩社員によるサポート体制も整え、一人ひとりの成長を後押ししている。

[プライバシーに配慮した落ち着きのある相談ルーム]

[お客さまのライフプランや状況に合わせて保険を提案]

[研修や勉強会などで活用する会議室]
社員が快適に働ける環境づくりにも力を入れた。女性専用の更衣室やパウダールームを設けたほか、トイレも男女それぞれ独立した配置とするなど、日々の使いやすさに配慮している。
給湯室にはIHコンロや冷蔵庫、電子レンジを備え、一般家庭のキッチンのように利用できる空間を整えた。そのほか、保険会社から届くパンフレットや、法令に基づき一定期間保管が必要な書類などを収納する倉庫も設置。日々の業務をスムーズに進められるよう、働く人の動線や十分な収納スペースまで考慮した設計としている。

[女性専用のパウダールーム・更衣室には一人ひとりのロッカーを完備]

[IHコンロや冷蔵庫などを備えた給湯室]

[ブルースター延岡支社の尾畑支社長]
尾畑支社長は「移転後は社員のモチベーションも高まったと感じている。新しいオフィスは天井が高く明るい空間で、気持ちよく仕事に取り組めるようになった。お客さまからも『きれいで心地よく、とても落ち着いて相談できる』と言っていただくことが増えた。社員にとっても、お客さまにとっても居心地の良い場所になっていると思う」と話す。
「保険という仕事は、商品を販売することではなく、お客さまの人生や会社を守るため、将来を見据えた備えを一緒に考える仕事。一人ひとりの思いや将来設計にしっかり耳を傾け、その人に合った提案をしていくことが大切になる。人のために一生懸命になれる人、明るく前向きに仕事へ取り組める人と、このオフィスで一緒に働けたら」と笑顔を見せた。

[ブルースター延岡支社は、チームワークを大切にする]
(取材・撮影/新名 有佳)
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